ingrownnail
陥入爪と巻き爪について
定義
- 陥入爪
爪甲側縁が皮膚に刺入し、炎症をおこした状態をいいます。足のおやゆびによくできます。 - 巻き爪
爪が筒状に丸まった状態をいいます。痛みはないことが多いですが、陥入爪を合併すると痛むこともあります。
治療
当院ではその殆どを保存的治療で治療しています。保存的治療は2つの方法で行います。
その2つの方法とは以下のとおりです。
- 1. 超弾性ワイヤー装着
- 2. 人工爪作成
超弾性ワイヤー装着とは
いくら曲げてももとのまっすぐな状態に戻ろうとする性質を持った特殊な針金(超弾性ワイヤー)を爪に差して曲がった爪を伸ばす方法です。爪にさすので痛みがありません。曲がった爪を伸ばす方法としては現時点で最も優れていると思います。ただし爪の先の皮膚から離れた部分に装着しますので、深爪しているとできません。
人工爪作成とは
食い込んだ爪の上に人工の爪を作成して厚みを増してやることです。この手術によって爪が皮膚へ食い込まないようになり、次の日から痛みは軽快します。爪の形を変えることはできないので、本質的な解決にならないこともありますが、深爪していてもできます。
治療法の選択
治療法は患者さんによって変わりますがおおよそ次のようになります。
(巻き爪の有無に関わらず)陥入爪、深爪があり、ゆびの炎症の強い場合
人工爪作成でゆびの炎症をなくして爪が伸びるのをまち、必要に応じて超弾性ワイヤー装着をおこないます。
爪が短い場合でも局所麻酔下に超弾性ワイヤーを爪に装着できる場合もあります。
(巻き爪の有無に関わらず)陥入爪はあるが、深爪はなく、ゆびの炎症の強い場合
超弾性ワイヤー装着をおこないます。爪の陥入が強い場合は同時に人工爪の装着を行う場合もあります。
(巻き爪の有無に関わらず)陥入爪があるが非常に軽度で痛みも時々しか感じない場合
治療は必要ありません。爪はスクエアカット#1を守ってください。
ただし、希望があれば超弾性ワイヤー装着をおこないます。
巻き爪はあるが、陥入爪がなく、ゆびの炎症、痛みがない場合
治療は必要ありません。深爪をしないでください。
ただし、希望があれば超弾性ワイヤー装着をおこないます。
(ご注意)
基本的に一回の治療で一本のゆびだけを治療します。
土曜は時間的な制約が強いため治療はできません。
不便をかけますがご了承ください。
#1スクエアカット
爪甲側縁を通常の切り方よりも長く残す爪切りの方法。
切った爪がまるで長方形(あるいは正方形)のようになることから、この名称があります。
